マクラメをはじめた頃、糸選びにすごく悩んだ記憶があります。
慣れてくると好みや作りたい作品に合わせて選ぶことができますが、最初はどんなマクラメ糸を選ぶかすごく迷うかもしれません……。
そこでこの記事では、代表的な3つのマクラメ糸の種類をご紹介します。
糸によって雰囲気が異なるので、ぜひお好みのマクラメ糸を選ぶときの参考にしてください。
※この記事では、インテリア雑貨やマクラメバッグを作るのに最適な糸をご紹介しています。ワックスコードなどのアクセサリーを作る糸についてはまた別記事でご紹介します。
ご紹介する3種類のマクラメ糸
この記事でご紹介するマクラメ糸は
- 1本撚り(シングルツイスト)※画像左
- 3本撚り(3ply・トリプルツイスト)※画像真ん中
- 組ひも系 ※画像右
の3種類。
インテリア雑貨や小物などを作るときに、メインになる糸たちです。
この3つのマクラメ糸を使って、同じデザインのタペストリーを作ってみました。さっそく特徴や違いを比較していきましょう。
【1】1本撚り(シングルツイスト)マクラメ糸
まずご紹介するのは、1本撚りのマクラメ糸です。シングルツイストとも呼ばれます。
今回は、Stella Sea Fibers 1本撚りフェアトレードオーガニックコットンコード の4.5mmを使用して解説していきます。
1本撚りのマクラメ糸で作ったタペストリー
1本撚りマクラメ糸は、細い糸がゆるく集まっているような作りで、柔らかい触り心地が特徴。
ナチュラル・繊細・ワイルド、そんなBOHOチックな作品にぴったりの糸です。
仕上がりはシンプルですが、細い糸(単糸)が集まった結び目は繊細でとても美しいです。
海外のマクラメ作品のようなBOHOスタイルや、海を感じるインテリアにぴったりのおしゃれな雰囲気になります。
1本撚りマクラメ糸の糸端は、このようにナチュラルに解けてきます。
甘く撚ってあるものが多いので、簡単にフリンジをほぐすこともできます。ふわふわ・サラサラなフリンジを作りたい方は、1本撚りマクラメ糸を選ぶのがおすすめです。
【2】3本撚り(3ply・トリプルツイスト)マクラメ糸
次は、3本撚りマクラメ糸の特徴や雰囲気を見ていきましょう。
3本撚りは、3plyとかトリプルツイストと呼ばれることもあります。
Stella Sea Fibers 3本撚りフェアトレードオーガニックコットンロープ の3mmで作ったタペストリーで解説していきます。
3本撚りのマクラメ糸で作ったタペストリー
こちらが、3本撚りのマクラメ糸で作ったタペストリーです。
先ほどの1本撚りに比べると、少し硬めでかっちりした雰囲気に仕上がります。
3本撚りのマクラメ糸は、糸の表面に立体感があるので、結び目がとても印象的。
糸を垂らしているだけでも地味に見えないので、存在感のあるマクラメ作品を作ることができます。
コットン素材なのでもちろんナチュラルな雰囲気ですが、1本撚りに比べると少しだけきちんと感を演出できます。
3本撚りマクラメ糸の糸端は、こんな感じでカーリーなフリンジになります。
立体感が際立つおしゃれなマクラメ作品を作りたい方におすすめです。
【3】組紐系のマクラメ糸
3つ目にご紹介するマクラメ糸の種類は、組紐系のマクラメ糸。
これぞ「ひも」というようなスムースな見た目で、とにかく扱いやすいのが特徴です。
今回は、Stella Sea Fibers 16打ちフェアトレードオーガニックコットンコード の4mmを使ってタペストリーを作りました。
組紐系のマクラメ糸で作ったタペストリー
組紐系の糸で作ったマクラメタペストリーは、糸自体がスムースなのでスッキリした仕上がりです。
他の2種類よりも少しきれいめな印象に感じるかもしれません。
結び目もすっきり、でもしっかり立体感を作ってくれます。
きれいめかつ、ちょっぴりモードな雰囲気もありますよね。
組紐系マクラメ糸の糸端は、切りっぱなしでもほぼ解れてきません。丁寧にほぐせば、フリンジも作成可能。(ちょっと大変かもしれません。)
きれいめデザインのマクラメ作品を作りたいときは、この組紐系がイチオシ!
マクラメ糸の種類まとめ
マクラメ糸の種類について、代表的な3つをご紹介してきました。
この3つを使いこなせると、マクラメ雑貨の作品の幅がぐっと広がります。
ぜひ、お好みのマクラメ糸を試してみてください。