マクラメ編みは、「糸・ひも」さえあれば始められるハンドメイドです。気軽に始めることができるので、ハンドメイド初心者でも簡単に作品作りができるのが魅力。
とはいえ、便利な道具を使うことで作品の完成度を上げたり、表現の幅を広げることができます。
マクラメ編みに必要な道具を、必要度に分けてご紹介していきます。
※「糸・ひも」に関しては、マクラメ糸の選び方「ひも&糸」図鑑 をご覧ください。
マクラメ編みを始めるならこの4つを用意するのがおすすめ
最初に、マクラメ編みを始めるならまず用意したい4つの道具をご紹介します。
マクラメボード

マクラメボードは、針が刺さるコルクなどの素材でできていて、編む糸を固定できます。
こちらの写真のように方眼がプリントされているものもあり、均等に編み進めていくのに役立ちます。
私はメルヘンアートさんから販売されているマクラメボードを愛用しています。サイズが数種類販売されているので、作りたい作品のサイズに合わせて選んでみてください。
迷ったら、とりあえず20㎝ × 30㎝のサイズ(MA2004)を購入しておけば、さまざまなシーンで活用できます。(私もこのサイズを一番よく使います。)
もしマクラメボードが用意できない場合は、アイロン台を使ったり、糸をテーブルにテープで固定してもマクラメ編みを始めることは可能です。
マクラメピン

マクラメピンは、ボードと一緒に揃えるのがマストな道具です。編みはじめや結び目を押さえるのに本当に便利。
こちらも、メルヘンアートさんのピンを愛用しています。
小さなアクセサリーなどを作るときは、縫製用のマチ針を使ったりもします。
マクラメピンも数種類のサイズがあるので、作りたいサイズに合わせて選んでみてください。
メジャー

マクラメ編みは、作品作り前の準備で糸をカットする作業があります。このときに必要になるのがメジャーです。
なるべく柔らかく糸に沿うものが安全に使いやすいのでおすすめです。
私は無印良品で購入したグラスメジャーを愛用していますが、旅行先や通販などで可愛いメジャーを見つけるとついつい買ってしまいます。
ハサミ

糸やひもをカットするのにハサミも必要不可欠です。また、仕上げにフリンジの端を整えたりするときにも使用します。
手芸用の切れ味の良いものを選ぶのがベストですが、お気に入りのデザインを揃えると作品を作る意欲も上がりますよ。
見た目が可愛いこちらのハサミは、プチプラなのに切れ味も良くおしゃれなので気分が上がります。
マクラメ編みに必須ではないけれどあると便利なもの
次にご紹介するのは、必須ではないけれどあると便利な道具たち。
徐々に揃えていくと作品の幅が広がります。必要だと感じたら購入を検討してみてください。
フリンジ作成用のコーム

マクラメ編みといえば、ふわっふわのフリンジを思い浮かべる方も多いのでは?
糸をほぐしてきれいなフリンジを作るには、コームを使います。
最初は100円ショップで売っているコームでも大丈夫です。(私も最初は、100円ショップで購入した上の透明コームを使っていました。)
現在は、おしゃれな糸を販売している「CHYAREE」さんで購入した木製コームを使用しています。(写真左下のコームです。)
粗め・細かめと2種類のコームがドッキングしたデザインがとても使いやすいです。
鉗子(かんし)・とじ針

鉗子・とじ針は、編み終わりの仕上げ時に役立つ道具です。端の処理をするときに必要になります。
また鉗子は、通しにくい部分に糸を通したり、間違って編んでしまったときに糸をほどくのにも使えます。

メルヘンアートから「糸始末セット」として販売されている鉗子・とじ針セットが使いやすくて初心者さんにおすすめです。
とくにこの鉗子は、ストッパー機能もあったりと本当に使いやすいです。
私にとっては、マクラメ編みを作るときに欠かせないアイテムになっています。
手芸用接着剤(ボンド)

手芸用接着剤も糸端の処理をするときにあると便利なアイテムです。
ヂャンティのレチックス(強力接着剤)は、粘度が強めの接着剤で処理をしたい部分をピンポイントで接着できます。
水で薄めて使うこともでき、仕上がりが透明になるので使いやすいです。
ハンガーラック
マクラメタペストリーやプラントハンガーなどは、吊るしながら編むと作りやすいです。
また、デザインによってはバッグも吊るしながら編みます。
そんなときにあると便利なのがハンガーラックです。
作品を編む際は、高さが調整できるものが立ったり座ったりできて気分転換できるのでベストです。
また、作った作品や糸を保管する場所としても役立つので、ハンガーラックはいくつかあると本当に便利。
現在はこちらの2つを愛用しています。
こちら2つは高さ調整不可で主に収納として使っているので、今後 高さ調整ができるハンガーラックを買い足し予定です。
デザインの幅を広げるパーツや副資材
マクラメ編みは、糸やひもさえあればハンドメイド可能ですが、パーツや副資材を組み合わせるとよりデザインの幅が広がります。
最後に、マクラメ編みによく使われるパーツをピックアップしてご紹介します。
ウッドリング・メタルリング
木製や金属製のリングは、マクラメプラントハンガーなどで多用されるパーツです。
リングに糸を取り付けて編みはじめにしたり、リングをぐるっと糸で覆ってリースのようなデザインにしたり……。
これがあるだけで、作れる作品の幅がぐっと広がります。
流木や木製バー
流木やバーは、マクラメプラントハンガーを作る際に作品をおしゃれにしてくれるアイテムです。
編みはじめに使用することで、より作品の完成度が上がります。
意外とお手頃価格で手に入るので、ぜひ作品に取り入れてみてください。
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