ラッチフックやロッカーフック(ロッカーフッキング)を始めるなら、まずは道具をそろえるところから。
基本的に必要なアイテムはそれほど多くありませんが、あると便利なグッズをプラスすることで、作業がぐっと快適になります。
この記事では、ラッチフック&ロッカーフックに必要な道具と、必須ではないけれどあると便利なアイテムをまとめてご紹介します。初心者さんもぜひチェックしてみてください。
ラッチフック&ロッカーフックに必要な道具は?
まずはラッチフックとロッカーフックをはじめるにあたり、最低限必要な道具をご紹介します。
ラッチフック針

ラッチフック作品を作るときには、このようなラッチフック専用針を用意する必要があります。
写真のような木製ハンドルのラッチフック針は、持ち手が太くしっかりしているので握りやすく、作業しやすいのでおすすめです。
管理人が運営しているAcra fiber artsオンラインショップにて販売しています。
また、大手手芸メーカーのクロバーさんからもラッチフック針が販売されています。
こちらは、のちほどご紹介するヤーンゲージがついているお得なセット販売になっています。
クロバーのほうが少し持ち手がすっきりしていて軽い使い心地です。
どちらも使いやすい針なので、ご自身のお好みに合うものを選ぶのが良いと思います。私は両方をキャンバスによって使い分けています。
ロッカーフック針

ロッカーフック作品を作るなら、このようなロッカーフック専用針が必要です。
かぎ針のような針の後方に大きな針穴が開いています。
まだ日本では手に入るお店が少ないのが現状ですが、通販では比較的見つけやすいと思います。
管理人が運営しているAcra fiber artsオンラインショップにて販売しています。
キャンバス
ラッチフック&ロッカーフックは、メッシュ状のキャンバスに糸やひもを編みつけていきます。
キャンバスにはいくつか種類があり、それぞれ風合いが異なるので、作りたいアイテムに合わせて選ぶのがおすすめです。

こちらのコットンキャンバスは、しっかりと固さとハリがあるので、タペストリーなど形をしっかり保ちたい作品を作るときに向いています。
手に取っても型崩れしにくいので、初心者の方も扱いやすいですよ。
こちらは日本で購入できるショップがかなり限られてしまいますが、現在はStella Sea Fibersさんで購入できます。
→ Stella Sea Fibers オンラインショップを見る

柔らかな風合いの作品や、変形デザイン(丸形など)を自由に成型したい場合は、クロバーさんから販売されている「ラグ用メッシュ」がおすすめです。
こちらはラッチフック専用キャンバスになりますが、とても柔らかい素材なのでチェアパットなどをハンドメイドするときにも向いています。

管理人が運営しているAcra Fiber artsでは、成型されたラッチフック&ロッカーフック用キャンバスを販売しています。
こちらは「ラッチフック用ラウンド型キャンバス」です。
裏地付きで、ラッチフックを施すだけで丸いチェアパットが完成します。難しい端処理などが必要ないので、初心者さんにおすすめのアイテムです。
ヤーンゲージ

ラッチフックは糸を短く切ってキャンバスに結び付けていく手芸ですが、その糸をカットするために「ヤーンゲージ」が必要です。
日本にはあまり専用のツールがないので、写真のような厚紙や板ダンボールをカットしたい長さに切り出して糸を切るのがおすすめです。

先ほどもご紹介した、針とヤーンゲージがセットになっているクロバーのラグメーカーを用意するのもおすすめです。
このセットひとつで、糸のカットからラッチフックまでできるので、初めての方も扱いやすいと思います。
メジャーやハサミ

ラッチフックの糸をカットしたり、ロッカーフック用の長い糸を切る際には、「メジャーとはさみ」が必要です。
この2つは、ラッチフック&ロッカーフックだからといって特別なものを用意する必要はありません。
ご自身が使い慣れているものを使用することをおすすめします。
とじ針 or 鉗子(かんし)

ロッカーフックは、作品の裏側の裏糸を処理する必要があります。その時に使うのが、「とじ針」と「鉗子(かんし)」です。
こちらは、どちらか使いやすいほうが一つあれば作品作りが可能です。
とじ針は太い毛糸も通しやすい太番手用が使いやすいです。
私は糸の太さや作品によって両方を使い分けていますが、ます最初は、扱いやすいとじ針から揃えるのをおすすめしています。
手芸用接着剤

裏側の糸を処理したあと、必要に応じて手芸用接着剤で固定します。
その他にも作品を制作する際にあると便利なので、用意しておくのがおすすめです。
チューブタイプで細かな部分にも使いやすい「裁ほう上手」が初心者さんでも扱いやすいと思います。
必須ではないけれどあると便利なもの
ここからは、ラッチフック&ロッカーフックに必須ではないけれど、あると作業がはかどるおすすめツールをご紹介していきます。
いくつか作品を作ってみて、必要に応じて用意していくのが◎。
紙粘着テープ・マスキングテープ

硬さのあるコットンキャンバスは、端部分で糸を傷つけてしまうことがあります。
また引っかかって作業しにくくなる場合もあるので、剥がしやすい「紙粘着テープ」をキャンバス端に貼りつけて作業するとスムーズに制作できますよ。
おすすめの紙粘着テープは、Acra fiber artsオンラインショップで販売しています。
水性チャコペン

ラッチフック&ロッカーフックは、考えた図案をキャンバスに下描きしてから作業するとスムーズにハンドメイドできます。
そのときに便利なのが水で消える「水性チャコペン」です。
水で消えるので、万が一完成後に見えてしまっても安心。普通のペンでも大丈夫ですが、作品の完成度を上げるなら用意したいアイテムです。
手芸用仮止めクリップ

キャンバスの端処理をする際、押さえとして手芸用の仮止めクリップが役立ちます。
洗濯ばさみなどでも代用可能ですが、作品を作る機会が増えたら用意したい道具です。
クロバーさんの仮止めクリップは、いろんなサイズがあり、開口部も大きく開いてとても使いやすいのでおすすめです。
縫い針・縫い糸
キャンバスの端を処理するときに、縫い針と縫い糸で縫い付けたり、裏にテープを縫い付ける方法があります。
裁縫で使う普通の縫い針や縫い糸でOKですが、キャンバスの色に合わせた縫い糸を用意すると仕上がりがきれいです。
「ダルマ家庭糸の#30 9番色」が、キャンバスの色となじんで使いやすいのでおすすめしています。